有限会社 中川食品

〒795-0012
愛媛県大洲市大洲253 番地2
TEL:0893-24-2881
FAX:0893-24-2361

有限会社中川食品 店舗工場

世代によって、地域によって豆腐の好みは千差万別、
昔ながらの製法を守り、新しい豆腐づくりにもチャレンジ!

有限会社 中川食品 / 中川 雄一

⚊⚊お店の創業はいつでしょうか?中川:明治36年です。私で5代目になります。創業当初から豆腐をしていると思うんですが、父(4代目) から豆腐専業になりました。それまでは野菜や果物なんかも売っている言わば町の雑貨店ですかね。店の奥には豆腐製造場もあって豆腐をそこで作って売っていたという感じです。それを父が社会環境の変化も考慮して、雑貨店から一新、豆腐専門に変身させて今に至っています。

⚊⚊中川さんはどこか修行に行かれていたんでしょうか?中川:愛知県で5年ほど修行していて、10年前に28歳の時に大洲にUターンしてきました。

⚊⚊ええモンセレクションに登録されている「しめとうふ」について教えてください。中川:「しめとうふ」は、南予地方の郷土料理で、木綿豆腐を簾(すだれ)で 巻いてお湯で煮上げて豆腐の水分が逃げてしっかり固く仕上げたものです。年始やお盆など、いわゆるハレの日等に大皿に盛られるのが風習で、昔から愛されている味を商品化したものです。

⚊⚊こだわりのポイント、皆さんに知ってもらいたいことってなんでしょう?中川「しめとうふ」の方は、一言で言えば、固さ加減ですかね。

有限会社中川食品の製造の様子の写真

⚊⚊おすすめの食べ方があれば教えてください。中川:「しめとうふ」は、昔ながらの「みがらし味噌」がやはり合いますし、水切り無しで調理できるんで、「白和え」なんかにも水切りせずにすぐにお気軽調理できます。また、とんかつ代わりに「豆腐カツ」みたいにして食べていただくのもおすすめです。あと普通の豆腐に比べて固いので、「おでん」や、「魚の煮付け」に添えていただいても、崩れにくいのでいいと思います。味の染み込みも早いですしね。

有限会社中川食品のしめとうふ

⚊⚊より美味しく食べていただくために新たなお考えもお持ちのようですね。中川:少量パック商品の種類を増やしたり、 消費期限の文字を大きくできないかとか考えています。あと大手メーカーの豆腐って最新機械設備の導入等で消費期限が長いんですが、 うちは真似できないので逆に「中川食品の◯◯豆腐は出来てから3時間以内に食べてください!」 のような逆のやり方を考えたりします。豆腐は鮮度が命なんで、そんな限定商品を1週間に1日だけ販売とかしてみたいなと思っています。

⚊⚊今後もっとええモンにするために、商品や会社をどうしていきたいか、どんなお考えや夢がありますか?中川:南予だけに限らず販路拡大したいと動いているんですが、今思うのは改めて大洲・南予の方々に絞り込んでもっと知ってもらいたいと思っているんですね。あと思っているのが弊社の豆腐はご年配の方に比較的人気があって、「美味しいね」という言葉をいただいています。これは昔ながらのどちらかというと固めの豆腐なんですが、若い人たちには柔らかい豆腐が好まれていて、世代ごとの好み等をもう少しヒアリングして若い人からご年配の方まで今以上に美味しいと言ってもらえる豆腐作りをしていきたいと思っています。

有限会社中川食品のしめとうふ

⚊⚊最後に中川さんの趣味を教えてください。中川:You Tubeかな。あと映画やドラマを見るのが好きです。

※ 上記の記事内容は、令和3年にインタビューしたものです。

インタビューに答える有限会社中川食品の中川雄一氏

大洲市公式YouTubeチャンネル


里の幸

しめとうふ

有限会社中川食品のしめとうふ

~南予地方で古くから愛されている伝統食材~

 南予地方で古くから愛され、正月やハレの日に食べられている昔ながらの豆腐です。特に一年を引き締めて暮らすという意味から今でもおせち料理には欠かせない食材となっています。
 手造りのにがり豆腐を簾で巻いて煮上げられており、大豆の旨みが凝縮されています。味しみが良く、水切りが不要で調理しやすく主に煮物にして食べます。また、南予地方独特の食べ方として、甘口の麦味噌に和辛子などを混ぜた味噌をつけて食したり、とうふステーキ、とうふハンバーグ、サラダ、白和えもお勧めです。

ここがええモン!ポイント☝

  • 水切り時間が不要で調理時間短縮!いろんな料理にすぐ使えて便利!!
  • 簾を巻いて煮上げることで、とうふの味が凝縮し、味しみが良い!
  • 手間を惜しまず手造りで郷土文化を守る!

【参考小売価格(税込)】216円/個(200g)
【供給可能期間】通年
【賞味・消費期限】5日
【主な取扱小売店】市内主要スーパー、産直市「愛たい菜」