〒795-0054
愛媛県大洲市中村559
TEL：0893-59-1205
メール：iino@iinoassemble.jp
HP：https://iinoassemble.jp/
Instagram掲載中：
https://www.instagram.com/iino_assemble/

⚊⚊お店について教えてください。梶田：私はもともと東京で飲食店をやっていたんですが、その時はワンオペで子どもを育てながら経営していました。子育てをしながら仕事をすることは大変だったのですが、その経験を何かに活かせないか、働くお母さん方の役に立てないかとずっと考えていました。

そのような中、4年前に東京から大洲へと引っ越してきました。
  大洲で主人の仕事（梶田商店）の手伝いをしつつ、扱っている醤油や味噌を使って何か新しくて良いものを生み出せないかと、温めていた企画商品でスタートしたのが事業のきっかけです。
  元々、梶田商店では、良い素材や天然由来のものを使っていて、 本来私たち人にとっての「食」に関して本当に良いものを作ろうと思考しています。

それが身近にあって、何かしたいという自分の思いと重なって このような商品を生み出したんです。

⚊⚊商品開発しながら子育て、大変ですね。梶田：今は、子どもが増えて3人の子育てをしながら働いています。元々働くのが好きということもあるので苦にならないし、最近は自分の使命ということを考えるようになりましたかね（笑）

　まだまだ勉強しなければいけないところもすごくあって、例えば大洲の野菜農家さん一人ひとりから農作物について色々と教えていただいたりしています。

⚊⚊事業所の名前の由来を教えてください。梶田：iino assemble（イイノ アッセンブル）の「iino」は、東京で事業をしていた時の屋号です。「iino（いいの）」＋「assemble（集まる）」で「良いものが集まる」「集まってくる」という意味でネーミングしたんです。

⚊⚊それでは、商品について教えて下さい。梶田：まず「原木椎茸と昆布の佃煮」についてですが、大洲市内の「中野はじめ商店」さんという事業所（椎茸農家とは称さないでくれって言われてるので）が、代々継承してきた山を守る一環で、あくまでもその副産物としてできたのが原木椎茸だとお聞きしたんです。その原木椎茸は実際の市場では、鮮度の都合でなかなか売ることが困難であるとお聞きしました。「山を守る」という使命感にすごく共感して、何か協力できないかと思い「原木椎茸」を使わせてもらうことになったんです。そして「梶田商店」の丸大豆醤油と北海道の真昆布、愛知県の三河味醂 （みかわみりん）を使っています。

　私たちが作っています惣菜というのは、全て、生産者さんの顔が見える材料しか使ってないです。 それこそが本来の「良い食」であり「安全安心な食」だと私は考えています。

　味わいは、椎茸自体がとても肉厚で食感が良く、本当に力強い味わいで、それを「梶田商店」のお醤油がその良さをぐっと引き立ててくれています。 炊きたてご飯に合いますし、細かく刻んで子どもたちのおにぎりの具材にしてもいいし、 大人から子どもまで安心して食べられるような佃煮です！

　次に「麦味噌漬け豆富」ですが、これは元々自分が東京でお店をしていた時のお客様と、いつか商品化してくれという約束をしていまして、愛媛に来たときに、正に自分が望んでいる麦味噌とお豆腐と出会い、商品化できたんです。麦味噌は「梶田商店」、お豆腐は西予市宇和町の「豆道楽」さんのです。

⚊⚊お豆腐屋さんも色々と探されたんですね。梶田：はい、自分で一軒一軒訪ね歩いて、お店の歴史をお聞きした結果、大豆から育てられている「豆道楽」さんの商品を使わせてもらいたいと思いま した。

　半年以上、低温熟成させており、さらに酵母の作用もあって、大変なめらかでクリーミーな仕上がりになっているんです。オリーブオイルと混ぜ合わせてドレッシングとしてもいいです。和風チーズと言ったらいいのかな、あと西京焼き風にしても美味しいと思います。

⚊⚊どれも美味しそうです（笑）あと一番のこだわりと言うと何でしょうか？梶田：生産者の顔が見えるものしか使わない、添加物など余計なものは入れない。ということですかね。真面目に作っています！（笑）

⚊⚊梶田さんの一番好きな食べ方って何でしょうか？梶田：「麦味噌漬け豆富」は、子どもに野菜を食べてもらいたいので、生野菜のディップとしても使っています。
 「原木椎茸と昆布の佃煮」は味がしっかりしているので、刻んで炊き込みごはんの具材にするのがお勧めですね。

⚊⚊ええモンセレクションにエントリーされたきっかけを教えてください。梶田：一番は大洲の方々に「こんなに大洲のいい原料があるんだよ」ってことを知っていただきたかったからです。あとは常に大洲に対して、何か自分にできることはないかなと思っているので、まずはその足がかりとして、エントリーしました。

⚊⚊今後は、どうしていきたいか、お考えや夢はありますか？梶田：子どもたちの未来につながる「食」をもっと作っていきたいなと思っています。今回紹介した商品は、どうしても漬けるものとか、味が濃いものになってしまっているんですが、もっと子ども達が食べられるものとか触れるものがあっても良いんじゃないかなと思っています。

※ 上記の記事内容は、令和４年にインタビューしたものです。

ベビーフード
あまごと有機野菜のおじや（9ヵ月／12ヵ月）

麦味噌漬け豆富

原木椎茸と昆布の佃煮